ブログを挫折した僕がヤケになったところを女の子に救われた話
ここ数日、このブログの存在意義がわからなくて悩んでいました。
このブログは有用な情報を発信するわけでもなく、ただただ僕の日常を書いているだけです。
どこの誰かもわからない、しかも美少女でもない僕の日常を好き好んで知りたがる人はいるのでしょうか。
そんな疑問を抱いた僕は、ブログをやる必要があるのかどうか、ただ自分の日記帳にだけ記録しておけばよいのではないだろうかと考えました。
考えれば考えるほど、こんなブログを書いている自分が恥ずかしくなってしまい、他のおもしろいブログを書く人たちと自分を比べて惨めな気持ちになってきました。
どんどんネガティブになってしまった僕はブログの存在意義どころか、自分自身の存在意義すらないのではないだろうかと考えました。
そんな日が続いた結果、僕は今の自分を捨てることを決意しました。
………。
……。
…。
――存在意義がない人間であるのならば、存在意義のある物になろう。
こうして僕は電子レンジになりました。
電子レンジになった僕は恋人の森園わかなちゃんの食べ物を温めました。
僕が焼き鳥を温めることでわかなちゃんは笑顔になるので、とても嬉しかったです。
僕が温めて、わかなちゃんが食べる。
そんな幸せな日々がずっと続けばいいなと思ってました。
数日後……。
わかなちゃんが突然泣き始めました。
僕「どうしたんだチン?」
わかな「だって……君が人間じゃなくなっちゃったニャ」
僕「大丈夫。おちんちんはないけどおチンチンはあるチン」
わかな「でも……」
僕「そんな寂しい顔するなチン。僕が温めてあげるチン」
そして僕はわかなちゃんを中に入れました。
僕「チン」
わかな「あったかい……」
僕は電子レンジ。わかなちゃんを温めるための電子レンジ。これからも……。